平塚盲学校 on the web

 

学校だより

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学 校 だ よ り −12月号−

 

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師走を迎えて

教頭 福島敏行 

 

 

秋の空気も日に日に冷気を纏う様になり、外気も一層、冬に向けた装いになり始めています。郊外では紅葉も進み、どこかに出かけるもよし、また食べ物もおいしい季節となりました。気がつけば早や師走ということで、本年も残すこと1ヶ月となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

本校でも修学旅行をはじめ、いくつか課外活動が実施されましたのでお知らせします。

 

10月5日(土)の関東甲信越地区盲学校卓球大会では、高等部1名、中学部3名が参加し、中学部男子の部で見事、優勝者が出て表彰されました。

 

少し前の話ですが、私も10月24日(水)〜26日()の3日間、中学部の修学旅行に同行し大阪方面に行ってきました。当初は6月末に予定されていたのですが、直前に最大震度6弱の大阪府北部地震があり、10月に延期され実施することになりました。期間中は晴天に恵まれ、気候的にも大変過ごしやすく、見学先はどこも修学旅行の学生や外国人の観光客などでごった返していました。そんな中でも、本校の中学部3年生の4人はとても元気に様々な貴重な体験することができました。

1日目は、大阪城でボランティアガイドの方による大阪城の歴史について、流暢な大阪弁で説明を聴き、天守閣に登った帰りには甲冑の試着を体験することが出来ました。2日目のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)では、様々な乗り物に乗り込み、映画の様な非日常的な世界を体験することが出来ました。そして3日目には、道頓堀の街並みを散策し、大阪の代表的な食文化の一つである「たこ焼き」を自分で作って食べるという、楽しい思い出も出来ました。

 

 また、10月27日()には、鎌倉芸術会館で平成30年度神奈川高等学校総合文化祭の「総合開会式」がありました。普通科高等部1年の合唱部が参加し、専門部会発表の部で「混声合唱とピアノのための『くちびるに歌を』」、生徒交流の部では合同オーケストラとともに合同演奏「オラトリオ メサイヤより『ハレルヤ』」、全員合唱「かながわ高文連の歌−地球からの贈り物−」に出演しました。

 

12月号終わり                      

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学 校 だ よ り −11月号−

 

 

  2020 オリンピック・パラリンピックが身近な話になりました」

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副校長 鈴木健一郎

 

 

耐震化工事の第一段階「旧女子寮解体除却工事」が終わりに近づいています。また、グランドにあるイチョウの木、ヒマラヤスギなどが伐採され、幼稚部教室前にあった遊具が食堂前の中庭に仮移設されました。そして、このあとグランドに仮設校舎の建設が始まります。工事車両の出入り等はこれまでと同じ、西門です。工事の内容が変わりますが、大きな変化はありませんのでよろしくお願いいたします。

2020オリンピック・パラリンピックにむけて、本校でもいろいろな動きがある中、ある外国選手団との交流がありましたので紹介します。

平塚市では、リトアニア共和国ナショナルチームと事前キャンプ地として協定を締結しました。それに伴い、10月9日()〜15日()テストキャンプが実施され、平塚市内の学校等での交流イベントも実施されました。本校でも10月11日(木)にリトアニアパラリンピック委員会会長をはじめ、コーチ、選手15名が来校しました。その中には、リオパラリンピックゴールボール金メダリストの選手2名もいました。

交流会では、生徒代表の歓迎の言葉、校歌の披露、子どもたちからの質問コーナーがありました。

生徒 「リトアニアはどこにありますか?」

選手 「ヨーロッパの北、バルト3国の1つで、ポーランドとラトビアの隣です」

生徒 「リトアニアの主食は何ですか?」

選手 「じゃがいもとパンです」

生徒 「リトアニアの天気(気候)はどうですか?」

選手 「とても寒いです。今頃の気温は5度くらいです。」などのやり取りがあり、

生徒 「リトアニアの音楽はどんな音楽が流行ってますか?」

選手 「リトアニアのポップスです」そして生徒から

生徒 「歌ってもらえませんか?」とのリクエストに

なんと、選手団皆さんでリトアニアの歌を歌っていただきました。素晴らしかったです。

 本校から折り鶴のプレゼントを選手団ひとりひとりに手渡し、選手団からはサイン色紙の贈呈を受けました。最後に集合記念写真を撮る場面では、体の大きな選手の皆さんが、幼稚部や小学部の子どもたちを抱き上げるなど、笑顔いっぱいの交流会が行われました。

2020オリンピック・パラリンピックではリトアニアチームの応援をぜひお願いします。

 

11月号終わり                      

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学 校 だ よ り −10月号

 

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『やりぬく力こそが成功のカギ』

 

 

校長 柴山 洋子

 

長く続いた酷暑の夏も終わりを迎え、いよいよ一年のうちで一番過ごしやすい季節が訪れました。

しかし、二学期に入って早々、一学期に続き自然の猛威を思い知らされました。94日には台風21号が上陸し、近畿地方を中心に大きな被害を出しました。その二日後には最大震度7の北海道胆振東部地震が発生しました。災害に見舞われた地域の視覚支援学校の被害状況としては、台風により学校によっては体育館の屋根や床の破損、複数の網戸がへしゃげ吹っ飛ぶ等の物的被害があったようです。北海道地震では、停電や断水で寄宿舎に泊まっていた児童生徒は、非常食で過ごしたとのことです。しかし、どちらの災害においても、幼児児童生徒や教員の人的被害はなかったとのことで安堵いたしました。被害にあわれた方々に対して、心よりお見舞いを申し上げます。

さて、二学期始業式でもお話ししましたが、二学期は一年の中で一番長い学期となります。読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と言われておりますが、じっくり落ち着いて学習に取組める時期でもあります。みなさんがそれぞれの目標を達成するため、大切なこの時期を次のことを意識しながら取組んで欲しいと思っています。

元教師であったアメリカの心理学者(アンジェラ・ダックワース氏)は次のように言っています。「一人ひとりの児童生徒の力を伸ばしていくために何が必要か」と考え、成功者の共通点を研究したところ、その結果は決して持って生まれた才能や頭のよさやセンスではなく、「やり抜く力こそが成功のカギ」である。

やり抜く力(グリット)はどんな逆境にもくじけず、粘り強く、あきらめない姿勢を示します。まずは、自分の好きなことにとことん追求することから始め、次に仕事や勉強などのしなければならないことへ繋げていきましょう。「どうせ自分はできない」と決めつけるのではなく、「とりあえずやる」癖をつけていきたいものです。やり抜く力とは継続力。自ら決めた課題や目標を達成するために日々の努力を継続していきましょう。応援しています。

最後にご報告です。

大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し、児童が犠牲になった痛ましい事故を受け、本校も万年塀を含め点検を行いました。本校の東側の万年塀につきましては、横浜ゴム(株)平塚製造所様が、趣旨を踏まえ、授業に支障をきたさない様にとのご配慮のもと、夏季休業中に改修工事を終了していただきました。渡り廊下を通るたびに、本校の幼児児童生徒に危険がないようにとの迅速なご判断に感謝しております。また、先日も本校の防災訓練に多くのスタッフの方々に参加していただき、避難時の誘導をしていただきました。改めて本校は地域の方々に見守られ・支えられている学校であると痛感しております。地域の方々との絆に感謝いたします。

 

 

10月号終わり                      

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学 校 だ よ り −9月号−

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「熱中症対策に筋トレを!」

                         教務部総括 鈴木 剛

 

 今年の夏は暑かった!日本最高気温記録を更新するほどの猛暑が続いて、毎日のように、原則屋外での運動は禁止と注意を促すエリアメールが、携帯の画面に表示されない日がないくらいでした。

 この暑い中を、甲子園では高校野球の球児が熱戦を繰り広げていたので、熱中症になる選手が続出して、担架で運ばれてしまう選手が出るのではないかと心配しながら観戦していましたが、そんな場面は見かけませんでした。高校野球に限らず、他のスポーツでも試合中に選手が暑さでばたばた倒れる場面は見たことがありません。スポーツ選手が暑さに強い要因のひとつに、筋肉量が多いからということを、みなさんはご存知でしょうか。

 

 筋肉は、関節を越えて骨につくことで運動を可能にしています。そのほかに体温を発生させるなどさまざまな役割をしていますが、実は体内の水分貯留タンクの役割もしています。筋肉が多い人ほど、体内に水分を蓄える余裕があるということになるわけです。体重が60キログラムの成人男性では、約15〜20キログラムもの水分が蓄えられているということですが、筋肉が少ない人は、この水分貯留タンクが小さいので、水を飲んでも貯めておくことが難しいのです。筋肉が少ないお年寄りや小さい子供が、適切な水分補給ができないと熱中症になりやすいというのは、生理的に筋肉が少ないために、水分を体内に貯めておけないからということが、ひとつの要因にもなるわけですね。

 

 ではどこの筋肉を増やすとよいか。水分貯留を目的にするなら、貯留タンクは大きいに越したことはない。人体の中で大きい筋肉がある部分といえば、太ももと腹筋や背筋の体幹になります。これらを鍛えるために、ジム通いをする必要はありません。日常生活の中で少しだけ筋トレの時間を作ってみましょう。ごろ寝をしながらテレビを見るなら体幹トレーニングができますし、いすに座るときにゆっくり時間をかければ、スクワット運動にもなります。

 秋になれば涼しくなりますから、来年の熱中症対策のためにも、日ごろからの筋トレをしてみてはいかがでしょうか。

 

 


9月号終わり                      

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学 校 だ よ り −7月号−

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「夏を迎えて」

                          教頭 福島 敏行

 

4月5日に入学式、始業式を新たな気持ちで迎えた幼児・児童・生徒の皆さんは、これから始まる長い夏休みをどのような気持ちで迎えられているでしょうか?長いと思っていても、楽しいことは「あっ」という間に過ぎてしまうことが多いので、皆さんもそれぞれが自分なりの目標をもって、健康に留意して乗り切っていただければ幸いです。1学期中は、なかなかまとまった時間が取れなかった幼児・児童・生徒の皆さんは、この貴重な夏休みの期間を使って、今一度、1学期中に行った学習活動を振り返ってもらえればと思います。そして、夏休み期間中には部活動や補習、生徒会主催の勉強会等で学校に来られた時には元気な姿を見せてください。9月3日の2学期の始業式にはひとまわり、たくましくなった皆さんと会えることを楽しみにしています。

 

さて、スポーツニュースでは4年に一度、開催される「ワールドカップサッカー」の話題で持ちきりだと思いますが、サッカーの起源はご存知でしょうか?FIFA(国際サッカー連盟)のホームページでは、2000年前にはすでに中国でサッカーのような競技が行われていたと書かれています。ただ現在のサッカーの発祥は、18〜19世紀のイングランド(英国)とされていて当時はボールを手で扱うことが許されていたようです。一方、ブラインドサッカーは1980年代初頭に開発され、ヨーロッパ、南米を中心に広くプレーされていました。そして、現在のIBSA(国際視覚障がい者スポーツ協会)国際ルールが日本に紹介されたのは、2001年だそうです。それまでは盲学校で独自のルールを考案し、プレーしてきた歴史もあったようです。

 

話題は変わりますが、気になる記事が点字毎日に掲載されていましたので紹介いたします。視覚障害者に身体障害者手帳を交付する時の認定基準見直しを、厚生労働省が検討しているとの記事です。日々の暮らしの中で見えにくさの不便を抱えながら、認定の基準外となっている人たちには朗報といえます。日本では現在、認定基準は視力か視野で判定されていますが、米国などでは、視力と視野を統合して得点化する「FVS」という評価法が奨励されているとのことです。参考にしてください。

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学 校 だ よ り −6月号−

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「関盲長・PTA会議 バラの香りとともに

副校長 鈴木健一郎

 

平成30年度がスタートして、早くも2か月が過ぎようとしています。5月の初めは寒かった記憶がありますが、中旬を過ぎてからはまるで夏のような暑い日がありました。体調を崩した幼児・児童・生徒もおります。私自身も風邪気味の時があり、これからの梅雨、夏に向けて、食事・睡眠を大切にして体調管理に努めたいと思います。

さて、平成30年度関東甲信越地区盲学校校長会・PTA連合会総会並びに研究協議会が5月10日(木)、11日(金)に開催されました。今回の主管校は本校、平塚盲学校ということで、ホテル・サンライフガーデン(平塚市榎木町・相模川馬入橋たもと)で行われました。関東甲信越地区には17校の盲学校があります。その盲学校の校長先生17名、および各校のPTA会長、副会長さんなどが集まり、総勢約60名で開催されました。

校長会、PTA連合会に分かれての複数回の研究協議会、合同での総会、情報交換会、講師をお招きしての講演会が行われました。講演会の講師は帝京平成大学教授・田中良広先生で、「視覚障害のある児童生徒に身に付けてほしいこと」という題目で、ご自身の経験、盲学校教員経験、そして研究されてきたことを交えて様々なお話をしていただきました。

 研究協議会では、校長会、PTA連合会それぞれで、事前に話題を集め、様々な意見交換、情報交換が行われました。

校長会、PTA連合会、各分科会(研究協議会)での話題の一部です。

 ・教職員の専門性の維持・継承。

 ・デジタル教科書、タブレット端末の活用など情報化教育について。

 ・早期教育相談、幼稚部等での早期支援教育。

 ・幼児児童生徒数減少にともなうPTA活動の現状について。

 ・部活動の現状について。

など、様々な話題について、情報交換、協議が行われました。

 10日は昼から強い雨と風で、天候が心配されましたが、その後は回復し、11日の朝は快晴、ホテルの窓から富士山がはっきりとみることができ、ホテルのローズガーデンでは「ばらフェスタ」が開催されており、バラの花と香りを楽しむことができました。その様なこともあり、平塚開催の今回の会議は、PTA役員の皆さんの準備、おもてなしも素晴らしく、大変好評でした。次年度は埼玉開催、次の平塚開催は5年後の予定です。

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学 校 だ よ り −5月号−

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平塚盲学校と58名の仲間たち

校長 柴山 洋子

 

新たな気持ちでスタートした入学式・始業式から早一か月近くが過ぎようとしています。これからの季節は、新緑の若葉が光に輝きながら徐々に濃い色に変わり、強い夏の光にも対応できる力強さが増してきます。22名の新入生も、進級した36名の幼児児童生徒の皆さんも、私を含め新転任の教職員も少しずつこの平塚盲学校の環境に慣れ始めたけれど、まだ肩の力が抜けきらない状況ではないでしょうか。少しずつ、ゆっくり慣れていきましょう。

 

本校のミッションは、県立唯一の視覚障害教育部門の特別支援学校として幼児児童生徒の自立と社会参加に向け、乳幼児からの早期の相談・支援をはじめ、幼小中高一貫した教育を行うとともに、職業教育を図ることです。また、その専門性を生かし、全県にわたる弱視教育、視覚障害教育のネットワークの中心としての機能を充実させ、それぞれの地域での自立と社会参加のための支援に取り組むことです。

今年度は、学びの連続性を重視し、各学部において幼児児童生徒に「どのような力」を「どのような学び」を通して育んでいくかという視点を常に意識し、実践を評価しながら教育活動を進めていくとともに、今年度も視覚障害に関する地域センター的機能を担うため、学校全体で組織的に、県内の視覚障害教育の推進に努めてまいります。

また、安全で安心して学べる教育環境の整備に向け、今年度より3年計画でスタートする耐震化工事等の期間、可能な限り教育に支障をきたさないように調整をしてまいります。

 

その耐震工事に伴い、本来なら今年度の秋に実施する予定であった体育祭でしたが、今回実施しなければ、数年体育祭の実施は難しくなる事を受けて、幼児児童生徒・教職員の皆さんの思いから、工事の始まる前の5月に実施することといたしました。現在、急ピッチで準備・練習を進めているところです。テーマは「絆を深めて 力を出し切れ! 平盲体育祭 2018 」です。「みんなで協力しながら、思う存分力を出し切り、楽しい体育祭にしよう」という思いのこもったテーマに感じます。是非、当日の応援よろしくお願いします。

最後に、始業式でも、皆さんにお伝えしましたが、人と人をつなげる大切な言葉は 「あいさつ」です。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」等

幼児児童生徒の年齢に関係なく、挨拶が一日の始まりであり、挨拶が一日の終わりとなります。是非、この一年間も元気な声や態度で、また身体を使ったサインで、平塚盲学校58名の皆さんがしっかりコミュニケーションをとり合いながら、個々の目標に向い

学びを積み重ねていきましょう。

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学 校 だ よ り −4月号−

 


「自分の歩幅で一歩ずつ」                  

校長 柴山 洋子

この4月、百年以上の深い歴史のある平塚盲学校校長として着任いたしました柴山洋子と申します。5年前に一年間副校長としてお世話になっておりました。

前任校の平塚養護学校では桜吹雪の中見送られ、そして平塚盲学校でも桜吹雪の中迎えていただきました。新メンバーや懐かしい教職員の方々の力強いエネルギーを感じるとともに、色とりどりの花々が咲き誇るこの季節の優しいエネルギーに背中を押されながら、新たな一年をスタートいたしました。

今年も、幼児・児童・生徒の一人ひとりが、自分の歩幅で一歩ずつ進んでいけるよう、そして可能な限りの自立と社会参加につなげていけるよう、個々にあった教育環境づくりや配慮に向けて、教職員一同取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。

 

「続・気持ちを新たに・・・」                

副校長 鈴木健一郎

昨年度、「気持ちを新たに・・・」とご挨拶をさせていただきましたが、再びご挨拶させていただきます。平塚盲学校で4年目を迎え、新任副校長として着任をいたしました。よろしくお願いいたします。昨年度、早咲きの桜「春めき」についてふれましたが、昨年度末に再びご寄贈いただきました。今回は「モバイル春めき」と称して鉢植えで移動可能なもので、ちょうど卒業式に満開となり、体育館の入り口に置き、桜の香りとピンクの花がまさに卒業式に花を添えてくれました。

さて、本校はこのように地域の方々をはじめ、様々な方々から支援をいただいております。また、地域貢献として、大原公民館祭りに保専部生徒の「クイックマッサージ」での参加などもあり、これからも地域を中心にさらに良い関係が築けていけるように取り組んでいきたいと思います。幼児児童生徒の皆さんがより良い学校生活を送れますように、取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。

 

「新たな気持ちで・・・」  

教頭 福島 敏行

 今年度より、自校昇任により新任教頭となりました。早いもので本校の高等部理療科に就任して以来、19年目を迎えます。今年度は、また新たな気持ちで頑張りたいと思いますので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年度から来年度に向けては、旧女子寮の除却、仮校舎設置、本校舎から仮校舎への引越しと本校にとって大きな行事が控えています。いろんな意味で大変な1年となるでしょうが、教職員一丸となって取組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

4月号終わり

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学 校 だ よ り −3月号−

 

 


さくら、なまこ、ぞう、ねずみ

 

 

平塚盲学校長 村上 結

 

きっと、たくさんの人が大好きな、さくらの季節が近づいています。この3月、平塚盲学校は19名の卒業・修了生の背中を見送り、4月に22名を超える新入生を迎えます。今年の春、さくらは、どんな風や雨に出会い、どんな陽射しに咲くのか。春の訪れには誰もが、新しい時間、新しい自分の始まりを予期します。

2014年に亡くなった詩人、まどみちおさんは、「さくら」に、次のように語りかけます。

『 … まいねんのことだけれど またおもう いちどでもいい ほめてあげられたらなあ … さくらのことばで さくらに そのまんかいを 』

 また、「なまこ」については、こんな風に表現しています。

『 … なまこは だまっている でも 「ぼく なまこだよ」っていってるみたい 

なまこのかたちで いっしょうけんめいに 』

 そして、「ぞうさん」の歌詞の中の、『 … ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんもながいのよ 』は、お鼻が長いとからかわれても、大好きな母さんと一緒だから … と、子ゾウに生きていくことの喜びと勇気をしっかりと語らせています。それは、生物多様性を認めるカギであり、いじめに負けない子ぞうの誇らしい歌のようだ、と評されることがよくあります。

また、生物学者の本川達雄さんはその著書「ゾウの時間ネズミの時間」の中で、哺乳類の寿命を脈打つ回数で15億回と記しています。ゾウは70年で15億回、ネズミは僅か2〜3年で15億回です。これを人間にあてはめてみると、ほぼ40数年で15億回となります。「そこを越えた人は、文明や医療技術によって生き永らえている… いわば人工生命体と言っても過言ではない … 」と氏は述べています。いま、わたしたちの多くには、これまでになく長い、そして貴重な時間資源が与えられています。大切にしましょう。

卒業・修了、そして進級するみなさん、おめでとうございます。これからの時間、

たくさんの人との出会いがあります。そして、いろんな事が待っています。ひと時ひと時を大切にかみしめてください。

春にはさくらが咲いて、海底ではなまこが「ぼく なまこだよ」と言っていて、ゾウ、ネズミ、そして哺乳類には、脈打つ回数15億回という時間が与えられています。…時間が輝くようなマインドセットをしましょう。それは「おはよう」ではじまる日々に感謝し、やさしい気持ちで人に接することだと思います。

形見とて 何残すらむ 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉    良寛

 

3月号終わり

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学 校 だ よ り −2月号−

 

 


「平昌(ピョンチャン)パラリンピック大会」を前に思うこと

  

 副校長  安藤 徹

 

昔から「1月は行く」と言われてきたように、ついこの間新しい年をむかえたと思っていたら、あっという間に2月に入りました。明日22日には幼稚部・高等部で入学者選抜、小学部では体験入学が予定されています。早くも来年度にむけての動きも始まります。今年度もあと2ヶ月・・1年間のまとめの時間として大切に有意義に過ごしてほしいと思っています。

 さて、9日からは全世界的なイベントである韓国・平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(2/9〜)・パラリンピック(3/9〜)が開催されます。私事になりますが、今回のパラリンピック日本選手団の団長は私が教員になって初めて赴任した高等学校の卒業生ということで、その期待感も高まっています。

今から30年以上も前のことになりますが、横浜のとある高校にその彼女は在籍していました。3歳の時に大きな交通事故に遭い、両脚に大けがを負い、以来右足は義足で生活するようになりました。その当時は、車椅子を使用しているということだけで、高等学校ではなく養護学校に進学するのが当たり前という時代だったため、彼女は『何としても高等学校で生活したい』という意思を貫き、車椅子は使わず義足だけで毎日の学校生活を過ごした、とても頑張り屋の人でした。

 高校2年生の頃、学校でのスキー教室なども経験し、前々から興味があった「チェア(座位)・スキー」に本格的に取組み始め、その技術や精神力を磨いていきました。まさにその頃が彼女にとって人生の大きな「ターニングポイント(分岐点)」だったようです。

その後、22歳で初出場したパラリンピック・リレハンメル大会からバンクーバー大会まで5大会連続出場し、アルペンスキー競技で合計10個のメダル(金2個、銀3個、銅5個)を獲得。冬季パラリンピックにおける日本人初の金メダリスト(1998年長野大会、滑降)に輝くなど、今や日本人のパラリンピック史上「記録と記憶に残る選手」となりました。

 人には人それぞれの人生の「ターニングポイント」が何回か訪れるものだと思います。私が出会ったこの彼女も高校時代にちょっとしたきっかけや興味からチェア・スキーを始め、その可能性を広げ、自分の世界を広げ、実力をつけてこのような偉業を達成することができたのです。日ごろ私たちはつい「そんなこと無理、無理。できないよ。」とか周囲の人も「そんなことやめたほうがいいのでは。」とか言いながら、自分や他人の興味・関心や可能性を否定してしまうことがあります。でも、ぜひ皆さんには自分や自分の近くにいる人の可能性を信じ、お互いに高め合っていってほしいと思います。

 がんばれ、ニッポン!そして、がんばろう平盲生!

 

2月号終わり

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学 校 だ よ り −1月号−

 

新年 あけましておめでとうございます

 


支援連携部 下原裕代

 

 

 平成30年を迎え、東京オリンピック・パラリンピックや新元号の始まりをますます身近に思い、新しい時代の風を感じるようになりました。毎年、年明けの学校は、学年の終わりと、次の年度の始まりを意識する時期です。幼児児童生徒の皆さんが「次の時、次の自分」にワクワク期待する姿をほほえましく思います。時代の変化にしなやかに寄り添い、変化を楽しむ自分でありたいと思います。皆様にとっても、新しいことを楽しみ、笑顔あふれる1年になりますように。

 

 特別支援学校は、センター的機能として、地域の幼稚園、保育園、小、中、高等学校のニーズに応じて、学校が培ってきた経験や支援を伝える役割を担っています。本校では、横浜市、川崎市、相模原市以外の県内市町村、横須賀から箱根や湯河原までの広域で、要請に応じて学校を訪問し、見えにくさのある幼児児童生徒の生活面や学習面の相談支援を行っています。個人のロッカーや体操着掛けフックに、見やすい色使いや、立体シールを貼るなどの工夫から、拡大教科書や辞書の利用、プリント、試験問題の配慮、音声機器の利用など、盲学校ならではの支援を伝えます。地域の在籍者を担当する先生方は初めての方から経験者までいらっしゃいますが、それぞれの見え方や学齢に応じた対応に日々奮闘されています。

 今年度は、そのような先生方との連携や協力のため、「地域センター的機能プロジェクト」に取り組んでいます。乳幼児相談、保育園、小・中・高校との連携、また、見えにくさのある方への相談機能の広報周知などに力を入れています。「どのような教材を使っているの?どこから情報を仕入れればいいの?」というようなことが聞かれます。次年度にも続く計画で、情報交換、研修なども予定しています。

 教職を目指す大学生の実習プログラムに誘導体験やSTTやフロアバレーを取り入れたり、小学生の盲学校見学で、校内の工夫を知ってもらったりすることも、広い意味での広報周知の一環です。

 見えにくさのある地域の在籍者への支援のために、長期間にわたって盲学校と繋がる大切さを理解していただけるよう、このプロジェクトを続けていきたいと考えています。

 

1月号終わり

 

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