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校長室

【校長先生の話し】

1学期始業式 入学式式辞 終業式 2学期始業式

   【校長室より】

 4月 5月 6月 7月 8月 9月

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校長先生の話し

 

【2学期始業式】

 

いま校長先生は、お昼に食べる8枚切りの食パンを一斤持っています。パンの材料の小麦粉は、85%がアメリカやカナダ・オーストラリアから来ています。日本の小麦粉で作ることの出来るパンは、小さなパン耳くらいです。

これは、ユニクロのシャツです。わたしたちの着ている

物の99%は、中国やベトナム、イタリアから来ています。

校長先生は全身中国製、ユニクロ・オリヒカ・コナカです。

99%が輸入ですから、体育館で全身日本製という人は、お

そらく、一人… いや、いないかも知れません。

 

平和じゃないと、小さなパンだけで、お腹はペコペコ、

着るもの(衣類)も、99%はなくなります。「平和のために、何をすればよいですか」の問いに、

マザー・テレサは「周囲への感謝とやさしさ…」と答え、

吉本ばななは「個人の内面の調和」と書いています。

今日から2学期が始まります。周囲への感謝とやさしさ、そして、個人内の調和を大切にしましょう。

 

13456 8枚切り食パン 20160901

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1学期終業式

 

奇跡は毎日起きています。朝起きると生きていること、

今日一日暮らせること、働けること、勉強できること、

そして、家族や友だちも起きてきて、また会えること…

※もし、朝起きて世界中でたった一人だったら…

 

「みんな、一緒に生きていることが大切」です。

給食は毎日150人分あります。でも、どんなに好きなものでも、独り占めしたら味がしない、つまらない …

※みんなで食べるから、美味しく・楽しく・嬉しい …

 

理療科で学び、国家試験に合格。どんなに、優れた技術があっても、痛みをかかえる患者さんが「あのひとに診てもらいたい」と思わなければ、その技術は何の役にも立ちません… 国家資格・技術に加えて、人柄や人間的魅力が、とても大切なものとなります …

「一緒に生きていくルール」は簡単です。

「おはよう」に、今日も一日よろしくの気持ちを … 

「さようなら」に、元気で、また明日と相手を思う… 

一日一日、気持ちを込めたあいさつをすることです。 

 

明日から夏休み、自分の時間、家族の時間、友人との時間を大切に過ごしてください。

 

DSC03567.JPG 触る地球儀 20160920

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入学式式辞

 

人は さようならをしながら 生きています。

3月に卒業した高等部の3年生は 

いま地域での暮らしを始めています

この出会い この時間を 大切にしましょう

 

学校は 世の中の「はじめの一歩です」

友だちや先生がいて 楽しいことがたくさんあります

でも 悲しいこと 困ること がんばっても出来ないことも あります

 

落ち着いて ゆっくり 取り組みましょう

失敗も やり直しもOK 大丈夫です

学校の時間はそのためにあります

 

 平塚盲学校の 全ての職員を代表して

みなさんを心から歓迎します 入学おめでとう

 

hokou2  歩行の様子 20160405

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【1学期始業式】

 

まっさらな 1ページを 思い描いてください。

・・・ 一人ひとりの みんなの大切な時間が始まります

 

 新入生を迎え みんなひとつ 上級生になります

先生(おとな)もこども も 1年間の学びを活かし

ひとつ上級生になれたのか 静かに考える日です

 

教室も廊下も 草も花も石ころも

みんなが 学校へ来る日を 楽しみに待っていました

 

楽しい事たくさんの 新学期 スタートしましょう

 

P1090882 学校の廊下 20160405

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校長室より

【9月】

 

  校長になり7年、平塚養護・小田原養護・平塚盲で、70名近い新採用教員を迎えました。互いに「ひとの人生に深く関わる仕事に、いつまでも、謙虚に取り組みたい」

 

  赤ちゃんの歩行 20121230 毎日新聞 余禄/ニューヨーク大学の研究より

 

・・・1歳から1歳7ヶ月の赤ちゃん140人。

 

研究室特設の遊び部屋や自宅に撮影装置を設置し、歩行への行動を追跡し記録した。

赤ちゃんの1日平均歩数は14,208歩、転んだ回数平均102回・・・1時間に69回も転倒したという、猛者の赤ちゃんもいた・・・ 

 

こんなに歩くのは遊びたいからなのか・・・ おもちゃをたくさん置いた遊び部屋でも、置かない部屋でも、歩数や転ぶ回数の変化は見られない・・・ 

 

小さな成果を積み重ね、1歩ずつ自分が変わっていくことを楽しんでいるのか・・・ 

 

 草むらで遊ぶ女の子|kid0030-003 

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「何もない 山頂にある 達成感 」 2009年 毎日新聞 川柳大賞

 

俯き加減の時つぶやくと、背筋の少し伸びる気がします

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【8月】

  生物学的殺人と実存的殺人 

福島智(全盲・ろうの東大教授)平成28728日 毎日新聞 

 

… 労働力の担い手としての経済的価値や能力で人間を序列化する社会。そこでは、重度の障害者の生存は軽視され、究極的には否定されてしまいかねない… このメカニズムは徐々に拡大し、最終的には大多数の人を覆いつくすに違いない。つまり、ごく一握りの「勝者」「強者」だけが報われる社会だ。日本も世界も事実上その傾向にあるのではないか。

 

 

○『辞・告辞集 / NHKラジオ深夜便等 』 東京大学先端技術研究センター教授 福島智

 

夜空のシリウスやオリオン座の光に、子ども心に何か吸い込まれてしまうような、そんな神秘的な感じがしていました。父に天体望遠鏡を買ってもらう約束をしたのは小学校3年生の2学期のことでした。しかし、それからまもなく私は失明してしまい、二度と星の光を見られなくなりました。その後は、専ら音の世界に生きていました… その年(高校2年生)の暮れ、今度は耳が聞こえなくなり始めて、ほぼ3ヵ月の間に、全く見えない、全く聞こえない全盲ろう者の状態になってしまいました… 見えなくて、同時に聞こえないということは、主観的には、自分がこの地上から消えてしまって、まるで地球の夜の側の、真っ暗な宇宙空間に連れて行かれたような感覚… いつまでも続く静かな夜の世界… 絶望の世界でした。

 

私が最もつらかったのは、見えない・聞こえないということそれ自体よりも、周囲の他者とコミュニケーションができなくなってしまったということです。私から声で話すことはできました。しかし、相手の返事が聞こえず、表情も見えない私には、会話をしようという意欲さえなくなっていきました… 私がこうした絶望の状態から抜け出せたのは、母が偶然思いついた「指点字」という会話方法、点字の仕組みを応用して指先でタッチするコミュニケーション手段のおかげでした。それは、指から指に伝える速記のようなものです… 私はこの指先で伝えられる言葉の力によって生きるエネルギーを与えられました

 

私は高校2年生で目が見えないだけでなく、耳も聞こえなくなったので… 不安なことばかりでした。そんなとき、私の高校時代の担任の先生は次のようにおっしゃいました。「先のことを考えたって誰にもわからない… 前例がないならチャレンジして前例になればいい。君が大学進学を希望するなら応援するよ。うまくいかなければ、そのときまた考えればいいさ」と。そして、指点字の通訳者を育てたり派遣したりして、私の大学進学や入学後の生活を支えてくださいました…

 

私は盲ろう者になって、その体験から二つのことを学んだように思います。

一つは、人間は一人ぼっちでは生きていけないということです。他者との関わり、他者とのコミュニケーションがなければ、どのように知識や情報があっても、あるいは、すばらしいご馳走を食べていても、生きる上での魂のエネルギーは湧いてこないということです。

 

そしてもう一つは、どのような困難な状況にあっても、可能性がゼロになるということはない、チャレンジし、現状を変革していく可能性は必ずある、ということです。

 

最後に、困難に挑戦するということについて私が考えることを申し上げます。私は「挑戦」とは、一人だけでがんばって一人だけで成果を得ることではなく、常に有形・無形の他者の手助けと共にあるものだと思います。…ときに孤独なものですが、一人だけで生きている人間は世界中どこにも存在しません。周囲の人とのつながり、他者とのコミュニケーションを常に重視すべきです… 自らがしっかりと生き、自分と他者が共に生きていくことを支える営みの中に、本当に困難な部分があり、その営みこそが、最も重要な挑戦だと思います…

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7月】

  イーグルに訊け −インディアンに学ぶ人生哲学  衛藤信之

 

・・・ 奇跡は毎日おきている、自分の胸を指して静かに笑う ・・・

朝起きると先ず生きていること、今日1日働ける(勉強できる)こと、

家族や友人も起きてまた会えること ・・・ 

 

日々の暮らしに感謝の祈りを続ける ・・・ 憎しみや怒りは恐怖から生まれる ・・・

 

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  正岡子規の絶賛した歌人 橘曙覧(たちばなのあけみ)(18121868) 

楽しみは 朝起きいでて 昨日まで なかりし花の咲ける見る時

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6月】

 

  思いやりの原則 (principle of charity) 放送大学「哲学概論」よりDonald Davidson

・・・本を読んでいて、自分と同じ考えに出会い納得するだけでは、賢くなれない  

・・・自分と対立する意見に対し、何故、あの人はそのように考えるのか・・・という姿勢を、

持つ事から始める。読書・議論・学習・コミュニケーション・・・良い方向に向かうために、

相手の考えを寛容な態度により解釈し、再構築する必要がある。物事には往々にして曖昧

さや間違いが含まれる。批判から良い方向性は示されない。 (なかなか困難な挑戦です)

 

  自分の理解は、自分の主観性を出発点にしている           フッサール(墺)

相互主観性理論 / 間主観性理論(intersubjective)は、客観性概念の疑われる場面で登

場しました。鷲田清一は、「意識はあらゆる可能的認識の、主観としてのわたしの自我の 

自己解明の形式をとる」なんていう・・・ とても難しい話をしています。

 

  山田詠美さんは、小説『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』の中で、

登場人物に、こんなことを言わせています。

 

「自分を賢くするのは、他人事をいかに自分ごとに

おきかえられるかどうかの能力にかかっている…」

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5月】

 

○「いのちの授業」より 日野原重明(聖路加病院名誉院長・・・)

 

「いのちはどこにあるのでしょう・・・」と聞くと、こどもたちは心臓にあると答えます。聴診器をあてて鼓動を聞かせてみると、確かにドキドキ・・・ 心臓は酸素や栄養のある血液を手足や内臓に送るが、いのちではない・・・ 「昨日の時間」は見えない、さわれない。「明日の時間」も見えない、さわれない。いのちというのは「いま、君たちが使える時間のことだ」・・・ 今はその時間を、自分の成長のために使っているけれど、大きくなったら、誰かのために時間を使う。それが「いのち(生きていく)」という事と話しています・・・

 

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○『星の王子様』の中でキツネは、大切なものは目に見えないと教えます。

 

「信頼、友情、家族や友人との時間、学ぶこと、働くことの出来る時間、きっと本当に大切なものは、目に見えないし、失くすまで気づかないものだと思います」 

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【4月】

 

  不祥事防止「心にかかることは そのままにしない」

 心にかかることも声に出さなければ、誰も気付かない。互いが、互いを思いやる、良質の同僚性ある職場にしたい。自分、家族、そして同僚を守るための「規範」であることを再認識し、先ず、あいさつの励行、そして、それは大丈夫ですかの声かけを大切に…

 

  結晶性知能は60代まで上昇する キャッテル(米)

  流動性知能:新局面への適応力・計算・暗記・思考・集中力は40代で急激に低下する

  結晶性知能:知識や経験ベースの判断力・理解力・状況対処能力、60代まで上昇する

キャッテル(米)

 

  学ぶことをやめたものは、教えることをやめなければいけない 

ロジェ・ルメール(仏)

 わたしはこう信じて、こう教えているが、子どもや保護者は、全く違ったものとして受け止めているかも知れない。そう問い続ける感覚、自ら学び姿続ける姿勢を大切にしたい。

 

  学校は、どんなところなのか・・・

 「子どもたちの居場所をつくるところ つながりをつくるところ 

いのちを預かるところ・・・」

 

2012.8.22 毎日新聞 新幸福論 生き方発見 野田聖子(衆院)

− 出産後わずか数ヶ月して、東日本大震災です。生まれた命、奪われた命、どのように受け止められたのですか −

 

息子に会いに行く前はドキドキします。大好きな人とのデートみたいに・・・ 私の足音が分かるのかな・・・ ベッドの柵越しから、私を見ている・・・ 1歳で7回も大手術をして、今も体にチューブをつけ、人工呼吸器で声も出せない ・・・

 

周囲の方々の力のお陰で細い細い命をつないでいる。一方太い、元気な命を持っていたはずの子どもたちが、波にさらわれてしまった・・・ そう思うだけで、胸が締め付けられ・・・ あれ以来、演説が下手になりました・・・ 「国民を命がけで守ります」なんて何度も言ってきたけれど ・・・『命がけ』とか『守る』とか軽々しく言えない・・・ 

 

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